MMSとは

三菱電機が開発した移動式高精度3次元計測システム「モービルマッピングシステム:Mobile Mapping System」です。航空宇宙分野で培った技術により高精度かつ安定した測位を実現し、同期したレーザスキャナやカメラにより、道路面及び道路周辺地物等の3次元情報と連続カメラ画像を取得します。
道路台帳附図更新などの測量業務、道路構造物の調査や路面性状調査といった維持管理、自動運転用の高精度道路地図作成など、多くの分野でご活用いただいております。

MMSの仕組み

三菱モービルマッピングシステム(MMS)は、GNSS・IMU・オドメータにより走行する車両の位置と姿勢を高精度に取得し、搭載したレーザスキャナとカメラのデータを同期。
道路面と道路周辺の高精度な3次元情報を、交通規制かけることなく走行するだけで効率的に取得できるシステムです。
従来の3アンテナ仕様から1アンテナ化でコンパクトな着脱式を実現したほか、高精度レーザや全方位カメラ、路面用カメラに平坦性センサを搭載するなど、様々なニーズに応えられるよう常に進化しています。

車両タイプ(MMS-G)


MMSの進化

 

 

MMS 精度検証レポート

高性能IMU性能比較

従来IMU搭載MMSと、高性能IMUを採用したMMSで、同一箇所を走行し自己位置精度の比較検証を実施しました。

従来レーザ(1秒間27,100点)と高精度レーザを搭載したMMSで、同じ場所の点群比較です。

従来IMU搭載車両 MMS-K320(カローラルミオン)

高性能IMU搭載車両 MMS-Xv320ZL(エスティマ)

 

ICT舗装工への精度適用性検証